CX体験こそがアイドルを芸術に…
まず、私はアイドル=芸術だと捉えており、そうなってほしいと思う。
芸術の定義は以下だ
「表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動」
以上の定義に当てはめてみると、アイドルでの体験はまさに「芸術」であると感じる。
アイドルの体験(ライブや握手会など)は人の心を動かすもの、私たちファンもアイドルも心を動かされて応援し、キャリアを歩んでいますよね。
しかし
その上で、私にとって、全てのアイドルが「芸術」であるか?と問いを投げられたら「そうではない」と答える思う。
それがなぜか究明したい。
1つの結果にたどり着いた。
私にとって、アイドルを芸術と思うようにしているのがCX体験(顧客体験)である。
アイドルがきっかけで人生が豊かになる。これを細分化すると、ファンとアイドルが相互に作用し合うことで生きる人生だから、豊かなのだ。アイドルの趣味や仕事を学びファンは生きて、アイドルもファンの人生を考えつつ生きる。まさにだ
この過程を細分化すると、「アイドルを知る→ライブに行く→オンライン配信を見る→握手会に行く」→リピーター化
つまり、、、、上記の過程を通じてでしか「アイドルは芸術」と思わないのである。これを体現したものがCX体験である。
そこから、下記答えに辿り着いた。
私が求める理想のアイドル像は、CXがデザインされたアイドルである。
(CX=カスタマーエクスペリエンス)
ある時こんな本に出会った。
CX(カスタマーエクスペリエンス)の本だ。
人の購買行動のデザインするのだが、アイドルはまさにこれに当てはめることで芸術になるのではという結論にたどり着いた。
私を振り返ると、たまたま2012年の前田敦子卒業コンサート初日に行って、世界が広がった。
しかし、それはAKBというアイドルに触れるのはそれ以前の知識で、テレビやYoutubeで事前の知識を得て、思いをためてためて、ライブに臨んだから、世界が広がった〜と心が動かされたのである。
CXデザインに当てはめるとこんな具合だ。
これは、美術館などにも応用できる。作品をその場で見て心が動くことより、予習をしていって気持ちを高めていった方が心が動くであろう。
なぜ、このCX体験を重視するか、まずは以下の図を見てほしい。
これはCX体験の要素である。
ここで1つの問いを与えたい。
「前提知識のない状態でアイドルを見る」か「前提情報を入れた状態でアイドルを見る」どちらがライブでの印象が残り、心が動くかどうか?
後者であろう。
理由は、上記図にある、「気づき」「情報収集」「比較・検討」を得て「LIVE」に行っているからである。
このように体験をデザインすることで「人の心を動かす」ことができるのだ。
人を動かすアイドルとそうでない違いをひたすら考えた結果、このCX(カスタマーエクスペリエンス)体験にたどり着いた。
この顧客体験をデザインすることこそ、アイドルを芸術にできる。そう信じて、今後もCXデザインができたアイドルを研究していきたいと思う。